ふつうの毎日

へびがゆらゆらと川を泳いでいて、優雅で美しかった。

干からびたミミズを運ぶアリが、逞しかった。

小さな波紋が一斉に広がって、可愛かった。

挨拶する少年が、楽しそうだった。

ぐねぐねと茂った緑の壁に、生命力を感じた。

森の中に光が差していて、ドラマチックだった。

頬に通り抜ける風が、心地よかった。

魚の赤ちゃんが、キラキラと元気だった。

つくってくれたお味噌汁が、おいしかった。

役所の人が、優しかった。

おじいちゃんが生きていた。嬉しかった。

いつもの警備員のおじちゃんを見かけなかった。

ここ最近、ずっと見かけない。

名前も知らない、会話らしい会話をしたこともない、それなのにいつも心地よい気持ちになる、そういう人が今日は街にいなくて、寂しかった。

私の毎日はシンプル極まりない。なにも特別なことは起こらない。起こそうとも思わない。

事件も起承転結もない、淡々としてうっかり寝てしまいそうになる退屈な映画みたいな。

それでいい、それがいい。それを望んでいる。

2026年05月18日 | Posted in ブログ, 最近の出来事, 私の生き方 | | No Comments » 

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