冬を知らせる手紙
日々、外でコーヒーを淹れていると、冬になる瞬間が明確に分かる。
昨日までの湯気と、まったく違った湯気が立ち昇る日が、その明確な「冬の到来」だ。
いや、正確には、湯気は昨日までの湯気と変わりはないのだけれど。
外気との温度差ではっきりと濃く見えるようになり、同時に香りの所在も教えてもらっているような気持ちになる。
そんな湯気は、思わずひとつ残らず吸い込みたくなってしまう。
毎日来てくれるお客さんに「あ、今日は、冬ですね。湯気がどうで、こうで、、、」そんな話をしたところ、「え?昨日の湯気と変わりないけど?」と言われてしまった。
まあ、その程度の差なのかもしれない。心の中で私だけの楽しみとして、留めておく方がいいのかもしれない。
そんな冬の醍醐味のひとつである湯気。今年は、まだ2回しか明確な「冬の到来」の湯気を眺めていない。これは、年の瀬ということを考慮すると大変少ない数に思える。
日中は、外で過ごしやすい暖かな日が多い、といえばいいのかもしれない。
だけれど、嬉しいような、寂しいような、複雑な気持ちも同時に感じる。
気温とか天気予報はあまり見ない。もちろん統計をとるようなことはしないのだけれど、体感として年々地球の変化を感じる。ニュースで見るのとは違う、自らの体で感じることができる。
こうやって、地球や空気を感じたくて、風景や人を感じたくて、私は外にいるのだろう。
あと4日で、今年の営業が終わる。
まだ秋を捨てきれてないのに、もう12月が終わる。
あまりにも、軽やかなステップで2019年は過ぎようとしている。
とても、とても、充実していた半年だったようだ。
同じ場所(ショップ)で過ごしていても、立ち昇る湯気で季節を感じる事が出来るのですね
私も外で仕事していますが、作業服の下は長袖のTシャツ1枚…今年の冬は寒がりの私にはちょうどいい
でもこれだけ暖かいと稲武の湧水公園の「氷爆」、今年も上手く育たないかも?
綺麗なライトアップ、毎年楽しみにしてるんだ
2019年一番良かった事、「豊田の駅前のコーヒーショップで4年半振りに幸運の女神との運命の再会」笑