2026

気がついたら新年になっていました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
どんな1年だったかなあと振り返る間もなく、31日の営業後、実家にいったらすぐに寝てしまい、あっという間の新年。
飲んだり食べたり、時々掃除をしたりして過ごしています。(休日2日目にして、もうお店行きたい。)
昨年もたくさんのコーヒーを淹れさせてもらえて、とても嬉しく。本当にありがとうございました。
コーヒー屋というお店である以上は”売買”なのだけれど、日々のここにあるものは”売買”だけではなくて。等価交換と呼ぶには、ずいぶんとスマートじゃない。
売買じゃないなら、じゃあなんなんだ、と言われてしまうとスパッと返せる言葉はまだないのだけれど。
駅前も、露地も、それぞれの空気を纏いながら、お店のようでお店じゃないような空間になってきていて、それがとても嬉しい。
初めて豊田に来た女性が、遠慮がちに道を尋ねる。「ここに行きたいのだけれど、どう行ったらいいのかしら、、?さっき、あのコーヒー屋さんに聞くときっと教えてくれると言われて、、」
その言葉は、私にとってはたまらなく嬉しかった。
”困ったとき、あのお店に行けば、なんとかなるかもしれない”
”解決は出来なくても、どうしたらいいか一緒に考えることは出来るかもしれない”
そういう場所として街の人に認識されているとしたら、それは自分たちがしたいことを出来ているということで、とても嬉しいこと。
「エスカレーターでおじいちゃんが転んでしまって、救急車が来るまでの間、お店のタオルで止血して、そのまま渡しました!すみません!」といってくれたはるちゃん。
「中学生の子が電車賃が足りなくて困っていたので、少し渡しました。すみません。」と教えてくれたゆかちゃん。
ふたりとも、最高かよ、と。
私が街でしたいのはそういうことで、とっさに動けるような行動力と、他者に対する信頼と。
目の前でいま起きていること、自分には何が出来るかをいつも考えること。
人と人が関わりながら生きている、そういう街であってほしい。それが私がここでこうしてコーヒーを淹れている理由な気がする。
電車賃を借りた男の子は翌日にお母さんといっしょにお礼に来てくれた。
”困ったとき、助けてくれた人がいた”そういう出来事が、街のいたるところで起きていたら、ほんのちょっとづつ社会は変わるかもしれない。ちっちゃな希望を日々に散りばめる。
2026年も、したいことを、出来ることを精一杯できるように。その土壌を整えておけるように。
スマートじゃないSTREET COFFEE&BOOKS、樹木荘 ROJI COFFEE&BOOKSではありますが、本年もよろしくお願いいたします。
店主 中島希











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