STREET の由来

お店を始めることになると、一番悩むのは店名かもしれない。

「名前をつける」

子どもの名前であれ、お店の名前であれ、誰もが悩むと思うのだけれど。やっぱり、悩む。逃げ出したいくらい、悩む。あーでもない、こーでもない、そーでもない、、、

お店の名前が決まらなければ、進められない作業がいくつも出てくる。開業届だって、かけない。あぁ、どうしようどうしよう、焦る。

お店の名前は、いわばそのお店を象徴するものだ。自分をドーンと出すのであれば、自分の名前やあだ名を入れたり。エコや自然を大切にするのであれば、ナチュラルなどの単語を入れたり。とにかく、聞いた人や見た人がイメージしやすいというのは大切だ。シック、かわいい、おしゃれ、クール、ほんわり、穏やか、など、単語や韻を通して人はイメージしている。

お店の名前とコンセプトの間に矛盾があると、なんだかしっくりこないような気がする。

私が出した条件は【オシャレすぎない】なんなら、ちょっとダサめがいい。そして【普通っぽく馴染む】【女々しくない】【いつもの生活の一部】というイメージだった。それから【意味が深すぎない】というか、見た人がそのままわかるシンプルなもの。独りよがりな名前は避けたい。見た目をそのままCUBE、square、小屋、リトル、なんていうのもいいかもしれない。BOOKという単語をもじったり違う言い方をしても面白い。コーヒー屋だから、COFFEEはいれたいなあ。

そんなグルグルな2ヶ月を経て、結局ものすごくオーソドックスな「STREET」という単語を採用した。

「STREET」という言葉には、2つの意味をもたせている。

1つ目は「この道を通る人がハッピーになれるようなお店でありたい」という私の願いだ。お客さん、買った人、だけでなく通った人も笑顔になるようなお店。そこには、お客さんの笑顔が欠かせない。そして、通った人にも伝染するような穏やかな空気を大切にしたい。

もし誰かの「お気に入りの道」になれたら、あえてここを通ってくれる人が増えたら、とても嬉しい。それはきっと、場所への愛着を持ってもらえるきっかけとなる。場所や街に愛着をもってもらうと、市民の目が「自分ごと」として行き届き、安全な街になる。そして、愛着のある街にはゴミを捨てたり、迷惑行為をする気持ちも減るのではないか。

この通りから、街を平和にしたいというコンセプトにもつながっている。

もう一つは、ストリートミュージシャンから連想する「ストリート」。こっちは、自分に対しての戒めでもある。続けていくと、どうしても慢心が出てきたり、なあなあになっていく。だからこそ、初心をわすれない、雑草魂という意味でのストリート。

ちなみに「初心を忘れない」は18歳の新入社員の時に、私が自分自身に課した言葉である。今思えば、初心しか持ち合わせていないくせに、忘れないも何もないのではないかとツッコミたい。かなり、おこがましいような気がする。

そんなこんなで、OPENまであと2周間をきってしまった。だいたい、準備は整ってきた。あとはこのwebをもっと充実させなければ。本のことももっと充実させたい〜。あぁ、やることはまだまだまだまだあるんだった!やっぱり焦る。

今週末には現場の建物の設置予定です。完成したら写真撮ってきます。

2019年07月16日 | Posted in お店のこと, ブログ | | 2 Comments » 

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コメント2件

  • ストーカー? より:

    どーもー!
    ポッキーとお茶は中国出張土産です。
    次回は、お盆休み明けに行きますね。
    暑いので、倒れ無いように。

    あと 育てた様に子は育つです。
    子供を成長させるのでは無く、自分を成長させる為の1つと捉えて、気長にに行きましょう。
    我家では、どうしたら興味を持つかを考えて 色々体験させてますよ。 じゃぁね〜〜〜。

    • NOZOMI より:

      Jんのさん

      昨日はみなさんでありがとうございました♪
      ミニミニプリッツ、美味しくいただいています^^
      (ライチだけ、味が怖くて開けていない。笑)

      なるほどなるほど。
      『自分を成長させる為の1つ』言葉がすーっと沁みました^^
      聞かせることよりも体験することで自分の身になることがほとんどな気がします。
      気長に、ぼちぼち、いきます( ´ ▽ ` )

      いつも、ヤイヤイ言いながらもちゃんと見ていてくれるJんのさんにまた会える場所ができて嬉しいです^^!

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