うしろめたさの人類学/松村圭一郎
うしろめたさの人類学 松村圭一郎
人になにかをしてもらった時、うしろめたい感情になったことはないだろうか。特に日本人は、【売買】や【贈答とお返し】という「交換」のシステムが身についている。だから、ただただ贈与する/してもらう という事柄が起きると、困惑してしまう。「交換」というシステムは、うしろめたさを生み出しにくい双方にとってすっきりとしたシステムだ。
だけれど、日本はこのシステムによって【感情】をなるべく刺激しないように、社会にコントロールされているのかもしれない。
著者は、松村圭一郎さん。エチオピアと日本を20年以上いったり来たりして構築人類学を研究している。
生きにくさを感じるすべての人におすすめしたい。
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