2021年はじまりました
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
2021年が始まって10日経ちました。
昨年から引き続き、解放感のあるぱぁッとした明るい雰囲気ではないものの、街の中はそれなりに穏やかです。
昨年の3月ごろと比べると、状況は好転していないどころか悪化しているような感じもしなくはないものの、緊張感のあった空気は少し緩んだように思えます。
「全然わからない未知のもの」が、人に与える恐怖感は絶大。
「全然わからない」から「ちょっとづつ分かってきた」になるにつれて、感じ方も変わってきたのかもしれません。
そういえば、昔は「全然わからないもの」を一個づつ試しながら、失敗しながら体感するのが当たり前だったけれど、インターネットが一般的になってSNSや口コミサイトが普及してからは「全然わからない」ものは事前に「検索」することによって、なんとなく把握して事前情報や方法を先に知れるようになりました。
全くの未知のものがほとんど無いような状態。
人類にとってみたら大きな進化だけれど、ニンゲンにとったら退化のような気がしてなりません。鈍る嗅覚。
あぁ、今年も相変わらず頭の中は捻れております。
捻れてる、といえば。
最近、美しいものを見つけました。ドリッパーに細くお湯を注いだ時の下の方(コーヒー豆とお湯が出会うギリギリ前)お湯がねじれながら落下したところに光が反射してキラキラ光るのがなんとも美しいのです。
写真だと伝わらないかなあ。でも、好きだなあ。うっとり。
今年も相変わらず、コーヒーは美しい。
コーヒーが好きだから、そう見えるのか。コーヒー屋だから、贔屓目に見てしまうのか。定かではないけれど、コーヒーは本当に美しい。
コーヒーという物質だけではなく、挽いた時の香りや、淹れている時の音や、ドリップする所作。どれをとっても美しい。
コーヒーを注文してもらうたびに、ひとりひとりのお客さんからプレゼントをもらっているような気持ちになる。ありがたいです。本当に本当に。
今年も相変わらず、こんな調子です。
2021年も良い年になりますように。
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