シェアマネー 2.0

先日より、シェアマネーの形状を変更しました。

そもそも、シェアマネーとは?

シェアマネーとは、ざっくりいうと3年前からSTREET COFFEE&BOOKSで実験的に始めた取り組みです。

入れたい人が入れる。使いたい人が使う。誰が入れてもいいし、誰が使ってもいい、共有資金。

果たして、そんなことが成立するのか?いや、ここでなら成立するのではないか?

そんな疑問もありながら、恐る恐る取り入れたシェアマネーもそろそろ3年経ちます。

日々、私たちはその動向を見守って、さまざまなパターンを見てきました。シェアマネーがあってよかった〜!!!と思う場面や、心苦しい場面もずっと見守ってきました。そして、それは日々やってきてくれるお客さんも同じように、ややドキドキしながら見守ってくれたように思います。

今までのシェアマネーは、透明の器にそのままお金が入っており、自分で取り出してもらう方式でした。

先週から取り入れたのは、簡単に取り出せる貯金箱方式。

困ったときに声をかけてもらい、貯まっているシェアマネーの中から、必要な分を私たちが取り出す方式です。

困った時というのは、「お金がちょっと足りない!」というときや、「クレジットしかもってない!」というときや、「給料日前!ピンチ!」というときや、「お財布忘れた!」というときなど、特に指定はしていません。

「みんなの力を借りたいとき」という場合もあるかもしれません。

今までより、カフェソスペーゾの意味合いがやや強くなったような印象です。

なんで変更をしたのか?というところは書くと長くなるのですが、簡単に言えば、”困ったときに声を掛ける”という【頼る】の部分をもう少し仕組みに取り入れたいと思ったから。

【頼る】ということは困ったときに、その”困った部分”を補ってもらうこと。

忘れ物をしたから借りる、とか、道がわからないから聞く、とか、届かないから取ってもらう、とか。物理的や、身体的に、部分的に、自分では出来ないことを誰かに頼むこと。

【頼る】ということは、自立の上にある行為。自分のできること、できないこと、足りないもの、具体的にどうしたら解決するのかが分かっている状態で、初めて求めることが出来るもの。

もしかすると少しこれまでよりハードルが高いことかもしれない。頼るということは、承諾や拒否の判断を相手に委ねるということで、少し怖いことかもしれない。

でも、今まで築いてきた関係性をふまえて、きっと大丈夫だろうと。4年目にして少し変更することにしました。

仕組みは、誰かに負荷がかかりすぎていれば継続できない。精神的にも、物質的にも。どこに負荷がかかっているのか、誰に負荷がかかっているのか、じっと見ておく必要がある。そして、破綻する前に小さく壊す必要がある。

シェアマネーを破綻させずに継続するにはどうしたらいいか?ということを考えた結果、とりあえずこの形にしてみることにしました。

もしかしたら、これまでより、使うことにほんのちょっと勇気がいるかもしれない。だけれど、その声を上げる勇気が、社会には必要かもしれない。

そんな思いで、再び見守りたいと思います。

気兼ねなく【助けて】の声をかけてもらえる関係を築けるよう、私たちも日々を過ごしたいと思います。

2026年03月02日 | Posted in お店のこと, ブログ, 最近の出来事 | | No Comments » 

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です