今年の意気込み(ゆるめ)
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
2022年は本にもうちょっと力をいれたいな〜と思ったので、早速、晴れた日の本の設置を大胆にやってみることにしました。そのせいか、本があることによって足を止めてもらうことが増え、休日にはのんびりと読んでいってくれる人もいたりして、我ながらとても良いなあと小屋の中から眺めています。
本を置く理由はたくさんあるけれど、本屋という存在が自分にとって「半パブリック」に近いイメージなのもあるのかもしれない。たとえば、カフェであれば「飲み物を飲まなければいられない」気がするし、ショップであれば「消費しようとしている態度」であることが求められる(ような気がする)
その点、本屋は「ふらりと入る」「ぶらぶらする」「立ち読みする」「待ち合わせする」みたいなのが公然の認識として成り立っている気がする。それはもちろん本屋さんからしてみたら《推奨》ではなく《許容》であるかもしれないのだけれど。消費に対する許容の幅が他業種よりちょっとだけ広いような気がする。
私たちは、いつから消費者でなければ街に居られなくなってしまったのか。消費者でないときも、ただただ街で生きる人として、受け入れられる場所がもっとあってもいいのではないか。
本は、「道とお店」「公と私」を繋いでくれるハブのようなものなのかもしれない。
「街に対してひらいているお店ですね」そう言ってもらえることが増えた。それはわたしにとってこの上ない褒め言葉であり、目指しているものが伝わった瞬間であるような気がする。
街に対して、ひらいている場所。
営業時間や、営業スタイル、商品や配置、接客に至っても、これまで出来てなかった部分も含め2022年は一層意識していけたらいいなあと思う。
本当は、もうすこし本の紹介もしたいのだけれど、最近気付いたのが(書評)のようなものを書くことがどうにも苦手だということ。主観が入り込みすぎて、自分がどう受け取ったのかを書きすぎて、冷静な本の紹介が出来ない(良かった本であればあるほど)本を読んでどう感じるかは千差万別。感じる自由を奪う可能性のある紹介は得策ではないかもしれない、と思ったのでお店のインスタのストーリーに、1番ぐさりと来た言葉とともにさらっと紹介することにしています。
(とはいえ、どうしても書きたくなった本は紹介するかもしれないけれど)
そんなわけで、今年もゆるめの目標設定でいきます。
今年もそれぞれの持ち場で、それぞれの出来ることを。ともに頑張りましょ。良い年になりますよう願っております。
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