想像力とコーヒーと
しとしと雨の季節になってきました。
今年は今のところ【しとしと】というより【ザーザー】という感じ。屋外のお店ではちょっと大変なこともあるけれど、いろいろなモノを洗い流してくれるようで清々しい気持ちもしています。
以前本で【優しさとは、想像力だ】という言葉に出会いました。
本当にその通りだなと、日々感じます。
今は、みんなの価値観や神経がいろんな方向に飛び交っています。
なので【お店】という、窓口を広く開いている場所はすべての判断に神経を遣っています。もちろん、自分のお店を守るために。
神経質になっている人、正論を投げかける人、様子を伺っている人、持論を強要したい人、心配症の人etc…
例えば、マスクをしていることに批判されることがあります。そんなんで防げないと分かっているのに意味のないことしている!頭が悪い!ということから始まり、政府批判をされる方もいます。
だけれど、逆に、していないことに不安になる人もいます。
批判の中には、正論もたくさんあるのだと思います。だけれど【カフェ】とは、正論を提供しているわけではない。むしろ、人の気持ちにどう寄り添うか、ということの方が【正しさ】よりも大切なのではないか、と考えています。
「正しさ」を伝える専門家は必ず必要だけれど、カフェの役割はそこでは無いような気がしています。各々の立場で、それぞれの大切にするべきことを忘れないように。
たくさん人が来てしまえば、一気に来ないように対策を練らねばなら無いけれど、来なければ来ないで【明日はないかも】と思わざるおえません。
がむしゃらに頑張ればいい、というものでもない。だからと言って、売り上げを諦めていいというわけではない。なんとも難しい感じです。
極力、不安を取り除くような営業を模索しますが、はっきり言ってしまえば自分の健康も大切です。自分の健康を守ることとお店を守ることはイコールです。
1日中屋外なので、あまりにも暑くて「死にそうだ…」と思うときには、死ぬ前にマスクは外しますのでご了承ください。距離をなるべくとるように、など他の手段で対応できればと思います。
いろんな考え方への想像力を働かせながら、自分の健康を守りながら、微調整していければと思います。見た目だけの判断ではなく、個人個人の奥の方の想像力を持つことを忘れないように。
雨の音もあいまって、カフェとは何か、お店とは何か、そんなことを改めて考える機会になっています。
さて、来週も頑張りましょ。
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