世界をきちんとあじわうための本/ホモ・サピエンスの道具研究会

世界をきちんとあじわうための本/ホモ・サピエンスの道具研究会

私たちは、毎日毎日何をしているのだろう?世界をあじわう、とはどういうことだろう?

例えば、呼吸は、ただ吸って吐くことだけではない。

深呼吸は、新しい行動を始めるための良いスイッチになる。膨らませて形を作ったり、吸い上げて飲んだりすることもできる。ときに、良い楽器にもなり、煙を吸うという健康に悪そうなこともする。

いつも当たり前にしている行動を、あえて意識してみることで、いつもは感じていなかった世界というものを認識することができるかもしれない。

水の中をただ、浮いてみる。雪の上を、転がってみる。絵筆で面の上に痕跡を残すことに、意味はない。それを水泳やスキー、絵画といった意味として理解した途端、わかりやすく楽しめるようにはなるけれど、それによって気づけなくなってしまうものも生じているのではないか。

意味がないものをあじわうことは、世界をあじわうことの一部かもしれない。

日々流れていく生活を、すこし立ち止まって丁寧に感じてみたくなる本。

2019年08月19日 | Posted in BOOKS, 生き方についての本 | | No Comments » 

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