珈琲の表現/蕪木祐介
珈琲の表現/蕪木祐介
たかが珈琲、されど珈琲。
嬉しいときも、寂しいときも、孤独なときも、不安なときも。
ゆっくりと滴る珈琲を、丁寧に淹れて飲む。
どんなときにも寄り添ってくれる。
それが珈琲。
−−−−【以下抜粋】−−−−−−−
コーヒーは生きていく上でかならずしも
必要なものというわけではありません。
しかし、人間らしく、豊かに生きるためには
とても大切な嗜好品。
魅力的なのは、
暗い感情にも寄り添ってくれるその気質。
強い人でも弱る時は必ずあります。
走っていれば疲れるし、気持ちが荒むことも、
孤独感や虚無感を感じる時もあるでしょう。
そんな時は足を止めて、
丁寧に珈琲を淹れ、味わっていただきたい。
どんな時も、
冷静さと落ち着きをもたらせてくれます。
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多々ある珈琲の本のなかでも、しっかりとした重みと豊潤な言葉の香りを漂わす一冊。装丁もしっくりとくる、生涯手元に置いておきたいと思わせてくれる至福の本。
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