サードウェイ/山口絵理子
サードウェイ〜第3の道のつくり方〜 山口絵理子
ビジネスと社会性
手仕事と大量生産
個人と組織
グローバルとローカル
世の中には、さまざまな二項対立が存在する。
それらは、本当に両立し得ないのだろうか。
AとBが真逆の方向だとしたら。
どちらかを諦めるのか。
2つを足して2で割るのか。
どちらも妥協して中間を進むのか。
もしくは。
新しい道(サードウェイ)を切り拓くのか。
どちらも妥協することは、一見、妥当な判断に思われる。
だけれど、その中間には、本当に【最適解】は存在するのか。
全く別の道にこそ答えはあるのではないか。
くねくねと回り道しながらも、螺旋状に登っていく、第3の道をつくる発想を与えてくれる本。
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「発展途上国から世界に通用するブランドを」
というコンセプトを掲げた、マザーハウスの山口絵里子さんの著書。
先日、建築関係のセミナーで山口さんが講師として登場されていました。残念ながら僕は参加できませんでしたが、参加した人が「心を揺さぶられたプレゼンだった」とコメントされてました。
二項対立ではない考え方、すごく大事ですね。
この前、藤原ひろのぶさんという方の話を聞いたのですが、そのときも「正義と対立するのは悪ではなく、反対側の正義」という話にすごく納得しました。