明け方の若者たち/カツセマサヒコ
明け方の若者たち/カツセマサヒコ
苦しくて、切なくて、愛おしくて、甘酸っぱくて、もどかしい。
誰もが抱えている「若者」のころの記憶を鮮明に思い出させてくれるような、どこまでもリアルな描写にどうしようもないほど心を揺さぶられる。
「こんなはずではなかった人生」を抱えながら生きていくことも、悪いことではないのかもしれない、と思わせてくれる優しさがある。
迂闊に感想を述べることを躊躇う。なぜなら、自分のこれまでを洗いざらい話したくなってしまうから。
20代、30代に特におすすめの恋愛小説です。
感想なんていわずに、
洗いざらい書いて本にしよう!(笑)