ほどよい量をつくる/甲斐かおり
ほどよい量をつくる/甲斐かおり
「つくりすぎない。働きすぎない。それでもやっていける。」
大きいことは、本当にいいことか。売上は、無理をして上げつづけるべきなのか。国内の技術を捨てて、安い方を選び続けていいのか。
今、多くの人が働きがいを感じにくくなっているように思う。その理由は、おそらく相手の顔が見えず自分の仕事の前後がみえないことが関係している。
誰のための仕事なのかを実感しにくい。何のために働いているのだろう。そんな気持ちを日々抱いてしまうのも無理はない。
大きくなることを目指すのは、本当に必要なことか。
2020年のウィルスの蔓延により、もしかしたら「どんどん大きくする経済」じゃなくても、ほどよい量でもいいのではないか、むしろその方が働き手にとってよりよい生活になるのではないか?そんなことに気付いた人も多いかもしれない。
必要なものを必要なだけ、やりがいを伴う仕事として世に送り、買い手に届ける。
仕事を見つめ直すヒントになるような1冊。
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